京都花蓮研究会 設立趣旨
本会は、1986(昭和61)年発足した巨椋池蓮保存会を発展解消して創立されたものです。
巨椋池は、京都市の南に広さ約800ヘクタールの池で昭和初期までありましたが、食糧増産などの目的で干拓されました。巨椋池には、貴重な水生植物が多数生育、その中には蓮があり、当時文人墨客が観蓮などで楽しんだことが残されております。
本会は、当時巨椋池に咲いていた蓮の保存を図り、さらに花蓮品種の改良、収集、保存し、あわせて栽培技術を考究し、広く花蓮の普及に寄与することを目的としています。
そのため、次の事業を行います。
1 品種の改良、収集、保存
2 花蓮に関する資料の収集及び品種の交換、情報の伝達
3 会員相互の交流と親睦
4 その他本会の目的を達成するため必要な事業
(京都花蓮研究会会則より)
干拓前の巨椋池の様子
昭和6年の様子(臨池講習会から)
巨椋池観蓮図巻 部分
沿革
1986年 | 巨椋池蓮保存会発足 |
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1993年4月1日 | 研究会創立。初代会長に巨椋池蓮保存会会長の内田又夫氏就任 |
1999年7月 | 京都フラワーセンターと共催で中国花蓮見学ツアーを開催 |
2000年 | 京都フラワーセンターと共催で2000年に因み、2000年ハスともいわれる大賀蓮について、各地で栽培されている大賀蓮を提供願い、比較栽培を実施。 |
2003年 | 会報「京・花蓮だより」創刊 |
2004年7月 | 静岡国際園芸博覧会(浜名湖花博)に種蓮根を提供 |
2005年 | 創立十周年を記念して、『創立十周年記念誌 蓮友』を作成 |
2013年 | 鳥取県湖山池に生育していた希有な大名蓮が消滅する恐れがあるため、再生支援に取り組む |
2014年2月 | 創立20周年を記念して、『創立20周年記念誌 蓮友』を作成 |